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【真空トレー】真空成型ならおまかせください!!!!!製品に合わせたカタチを設計からご提案します。

みなさまこんにちは。ハノイ北部担当の山本です。今回のテーマは真空成型トレーです。トレーと聞くといろんな用途のトレーを思い浮かべると思います。私たちカネパッケージベトナムでは医療系のお客様を中心とした車載関業界、OA機器業界など、他業種の製品を入れるトレーの作成を設計からご提案しています。

真空成型トレーの製造事例

真空成型トレー

これらはカネパッケージベトナムで実際に製造している真空成型トレーの一部です。

〇そもそも真空成型トレーとは?

真空成型トレーとは、プラスチックシートを加熱して柔らかくし、その後真空を利用して型に押し付け、形を作ることで製造されたトレーのことです。この成型方法では、プラスチックシートが型に密着し、空気圧の差を使って形状を形成します。流れは下記の通りまとめてみました。

プラスチックシートを加熱する
最初に、プラスチックのシートを加熱して柔らかくします。これにより、シートは形を変えやすくなります。

型にシートを密着させる
加熱したプラスチックシートを、あらかじめ用意された型の上に置きます。その後、真空を使って空気を吸い取ることで、シートが型にぴったりとくっつきます。

冷やして固める
シートが型に密着した状態で冷却されると、プラスチックは固まり最終的な形が完成します。

〇真空成型に使う材料の種類*主流

ポリスチレン(PS)

軽量で加工が簡単。透明性があり、食品のパッケージやディスプレイ用トレーに使用されることが多いです。

ポリプロピレン(PP)

耐熱性が高く、化学的にも安定しているため、熱や湿気に強いです。

ポリエチレンテレフタレート(PET)

強度と透明度が高く、食品包装や飲料容器によく使われる材料です。

ポリ塩化ビニル(PVC)

柔軟性があり、成形しやすいですが、熱に弱いため、冷却後に固める工程が重要です。

使用目的を明確にした上で、上記より材料を選定いたします。製品の重さによってトレーの厚みも変わってきますので、当社で計算し適切なトレーを設計します。

〇例)左右共通化したトレー 目的とメリット

***目的***

左右共通化(左右対称または同一形状で設計)は、真空成型トレーを製造する際の効率化を図る方法の一つです。この方法は、製品の設計や製造工程を簡素化し、コスト削減や生産性向上に繋がるため、特に大量生産を行う際に有用です。

***メリット***

在庫管理の簡素化
左右共通のデザインなら、在庫管理が簡単になります。同じトレーを左右で使い回せるため、余分な在庫を持つ必要がなく、保管スペースや管理コストを減らすことができます。

標準化と組み立てやすさ
左右共通化により、トレーの組み立てや使用時に異なるパーツを使わずに済むため、組立てや使用が直感的で簡単になります。

〇まとめ

当社の設計では用途に応じた材質選定、形状デザイン、成形時の抜き勾配などを考慮して作成します。試作・テストを経て量産し、品質管理を行うことが重要です。新規に加え既存のトレーの見直しも可能です。ぜひお問い合わせください。

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PS:最近、ハノイに韓国の大手コンビニエンスストアGS25がオープン。開店したばかりなのでレジは大行列。新しいお店がどんどん進出してきており、嬉しい限りです。